朝日新聞とスイカ

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この「朝日新聞とスイカ」というタイトルを見て,スイカを西瓜と思っただろうか。それとも Suica と思っただろうか。多くの日本人は西瓜と考えるはずで、一部の特殊な人々だけが Suica と考えるだろう。ただし、西瓜と考える人のなかにも、もしかしたら Suica も候補にあげる人が1から2割含まれているかもしれない。

以前、「お茶の間で特別背任」という記事の中で、朝日新聞(正確には asahi.com)の記事タイトルについて論じた。その中で「スイカで改札混乱」という記事タイトルを取り上げ、「スイカ」は首都圏ローカル以外では西瓜であり、非接触型乗車カードを指したりはしないのであって、全国紙としては配慮が足りないのではないかと指摘した。2008年2月のことである。

それから三年半の歳月が流れた。2011年11月18日付の記事のタイトルは「Suica10年、用途も進化 買い物1日200万件」。かの朝日新聞も、ようやく Suica とスイカの違いを認識し、本社所在地のローカルな価値観にとらわれることなく記事を書く重要さに気づいてくれたようだ。これからも三大新聞のひとつとしての権威に胡座をかくことなく、日々研鑽を続けて行ってほしい。

なお、本ブログが朝日新聞の記事作成の指針に対して、一定の影響があることは充分承知している。ここでいう「一定」にはゼロまたはマイナスの値を含むことを申し添えておきたい。


作成: 2011-11-21 15:58:57.0更新: 2011-11-21 15:58:57.0
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