はじめてのカメラ

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昨日は米イーストマン・コダックの倒産を受け、「富士と桜と子沢山」などという駄洒落を反射的に思い出してしまったのであるが、しみじみとコダックについて回顧すれば、My First Camera はコダック製品だった、ということを思い出した。

コダック ポケットインスタンタマッチックカメラ コダック ポケットインスタンタマッチックカメラ 40 (Wikipediaより) 青いシャッターボタンの "40" は赤いシャッターボタンの "20" より 2グレード上の高級機であった。どんな機能が追加されていたのかは思い出せない。

コダック・ポケットインスタマチック20 という製品である。フィルムは 110という規格で、てっきり 11.0ミリ幅なのかと思ったら16ミリで、110は規格ナンバーということらしい。家族で高尾山か御岳山に遊びに言ったときにこのカメラを使っていた。

ピントを合わす必要のない「バカチョンカメラ」であった。なお、「バカチョン」はバカがちょんとシャッターを押してもちゃんと撮影できる、という意味であって他意はない。さらに、フィルム規格 110 は当時は難しかったフィルムの装填を容易にした画期的な規格であって、入門用のカメラとして実によくできていた。

現在でも、35mm フィルムはパトローネから引き出して、フィルム完了後巻とる必要がある。このプロセスが自動化された21世紀ならともかく、20世紀では装填後にフィルムがちゃんと送られているのか、撮影完了後巻とりがちゃんとできているかなど、装填失敗やジャムなどに注意する必要があった。そしてパトローネシステムの致命的欠陥として、撮影中にうっかりフィルム装填部を開けたらそれまで撮った写真すべてがおシャカ,という問題があった。110 規格は撮影済みのフィルムもカートリッジに封入して保護するとともに、ジャムの可能性もほとんどないよく考えられたシステムであった。


作成: 2012-01-20 00:20:43.0更新: 2012-01-20 00:20:43.0
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