オスプレイ堕落す

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北陸中日新聞 2012年6月15日朝刊10版 北陸中日新聞6月15日朝刊10版。「きょうの紙面」に注目。

堕落と墜落といえば、ゆうきまさみ著「究極超人あーる」を思い出す。最終話へむかう大詰めの展開で、アンドロイドのR・田中一郎の妹アンドロイドが登場し、世界征服のために作られたはずの兄が平々凡々の高校生活を送るうち堕落したことを指摘する。その後、なぜか墜落が堕落へと取り違えられるのだが、「墜落したお兄様」というのも言い得て妙というあたりがしみじみと面白かったエピソードである。

電子的に日本語を書いているとついつい漢字の変換ミスは起こしがちだ。しかし「ついらく」と「だらく」は間違いようがない。いったいどうして発生したのか。まさか、北陸中日新聞の発行プロセスには「活字を拾う」という歴史的な作業が残されているのか。日本語のプロたる新聞記者とその校正者が墜落と堕落を見逃すはずもなく、じつは意図的に堕落にしたのではないか、とも思うのだが本文見出しは墜落で、記事本文中にも堕落は登場しない。まあ、一面のトピックス一覧なので「目立つところの誤字こそかえって見逃してしまう」という出版界で知られた逆説的な現象に見舞われたのだろうか。それにしても、めったに見られん面白いものを朝から見せてもらった。


作成: 2012-06-15 07:23:30.0更新: 2012-06-15 10:07:04.0
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