実名のインターネット - 実名の特定について(望郷編)

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6月3日 護衛艦ひゅうが 文字ばかりなので本文と関係のない写真などご覧ください。DDH-181 ひゅうが 2012年6月3日、伏木港にて。 

NHK 「クローズアップ現代」で取り上げられていたのは、結局「別名(I):実名とリンクした別名」で運用していた Twitter で失言して個人情報と誹謗中傷を拡散されてしまった事例ということだ。ただし、この人物が Twitter のアカウントを別名(I)ではなく、実名とのリンクがない別名(II) と認識していた可能性は高い。本名を Tweet したことがあることは覚えていたかもしれないが、Tweet が一過性のモノだと思い込み、3,200件にわたって保管されることを知らなかったのではないか。

この事例はともかく、Twitter やブログの別名(II) から実名を特定する「隙」はあるだろう。そもそも、記事から得られる一次情報は、運用期間が長ければ長いほど豊富になるし、うっかり封印したはずの一次情報を記載してしまうこともあるだろう。例えば、普段は居住地を都道府県レベルでしか明かしていないのに、市区町村名を明かにしてしまうなど。あるいは、「お天気の話題」が居住地や勤務地を暴露することもある。気象はときに局地的なのだ。

さらに、Twitter ならフォロー、あるいはブログのリンクは鬼門だ。フォローにもリンクにも友人が含まれることはあるだろう。その友人が別名(I) を使用していたり、「うっかり」実名につながる情報を公開していたりすると、交友関係からの実名特定の途がないとはいいきれない。別名(II)が綻びないように Twitter やブログを運用するのには相当の努力を要する。また、そんなことに気を遣いながら Twitter やブログをやってなにが楽しいのか。

それでも、それなりの努力をしておけば、問題が起きたときに、謝罪とネット上の個人情報を可能な限り退避させる時間ぐらいは稼ぐことはできるだろう。だが、いちばん理想的なのは問題を起こさないことだ。

「クローズアップ現代」の事例は知れば知るほど「失言」「過失」というよりも意図的な「暴言」「犯罪」のように思える。犯罪は論外だ。そして過失がないように注意しなくてはならない。しかし、それ以外にも問題が発生することはある。すなわち、逆恨みである。


作成: 2012-08-08 00:51:27.0更新: 2012-08-08 11:37:30.0
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