次期主力自家用車 (7) トヨタ ヴォクシー

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すでに「次期主力自家用車」に乗り換えて2ヶ月、いつまで選定時の話をしているのか、と我ながら呆れている。前回はマツダのビアンテのスタイリングが評価されて暫定一位となったところまでであった。

Nissan Skyline R30 Sedan 2000 RS Turbo with Intercooler.|Date=29 July 2007 |Author=Tennen-Gas |Permission=GFDL Nissan Skyline R30
Toyota Voxy.|Author=TTTNIS |Date=2009-09-15 30年の刻を越えてひさびさのトヨタ車... にはならなかった。

さて、以前日産のスカイラインの速度対応スポイラーをさんざん馬鹿にしたのだが、日産のスカイラインそのものはずっと「好きな車」で、「いつかはスカイライン GT-R」 と憧れている1。そのスカイラインで、R-30 (6代目)後期の RS-X (微妙に GT-R とは見做されない) のデザインが今でも好きだ。通称は「鉄仮面」。自動車に搭載されている内燃機関は冷却されなくてはならない。水冷方式であっても、ラジエータによって大気との熱交換が必要になるから、冷却用の空気を如何に効率よく取りいれるか、それによって発生する空気抵抗を局限するかは重大な技術的チャレンジである。いかにも「空気すって冷やしてます」なフェイクグリルは空力的設計の無能の象徴で、洗練とは程遠い醜悪なデザインだと思う。そのような偏愛者にとって、空気取り入れ口を最小にする「鉄仮面」は至上のデザインだ。

2ℓ級トールミニバンはどうしたものか悪趣味なクロームメッキグリルがギラギラとしたデザインが多く、鉄仮面大好き人間としては嘆くこと然り、であった。マツダのビアンテはその点は抑制が効いている。しかし、このジャンルには究極ともいえる鉄仮面が存在するのだ。トヨタの VOXY である。

トヨタには何の恨みもないが、判官贔屓により最初から候補にはいらなかったり、入っても積極的に減点されたりしてなかなか選定されなかった2。今回はそのあたりのハンディキャップなしでトヨタ車も評価することにした。トヨタの2ℓ級トールミニバンは、さすがトヨタというべきか兄弟車になっており、一つはノア、もう一つが VOXY である。ノアはありがちなクロームメッキギラギラのデザインだが、VOXY はそれは見事な鉄仮面である。いまだに、デザインだけで選定すれば VOXY だ。

実は、ここまで「日本のメーカーが作るものなら、よくも悪くも横並び、性能上の大きな違いはでないだろう」とタカを括っていたのである。

  1. スカイラインと GT-R が別車種になってしまったので、この夢が叶うことはなくなった。ゴーンのばか。
  2. 最初の自家用車が親のお下がりでトヨタ・パブリカ。あとはセラとハイラックス (サーフにあらず) が候補となったことがある。ものの見事にトヨタの中でも極端なデザインのクルマたちだ。

作成: 2012-09-01 15:55:00.0更新: 2012-09-05 10:41:21.0
http://museo-anonimo.jp/nanban/?id=1124,http://museo-anonimo.jp/nanban/tr/1124