「ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情」を読む

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ASCII.jp の連載記事「ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情」を読んでいる。著者は大原雄介氏。2009年5月から始まり、ほぼ毎週更新され、今日に至る。

近頃は PC を買うにしろ組み立てるにしろ、大雑把に CPUのグレードを決めて後は財布と相談、というやり方をしてきた。「CPUのグレードが決まる背景技術」については把握すること無く放置してきたのだ。現時点では、CPUのグレードはおおむねコアの数とスレッドの数できまる、という理解で、消費者としてはこれで十分だと思う。

それにも関わらず「ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情」を読んでいるのは、今日のPCの背景技術を掌握しようという大望があるわけではなく、面白いからである。「当世プロセッサー事情」では、単にニュースとしてメーカーが発表したロードマップを読みとくだけでなく、とくに初期においては「各社 CPU の歴史」「チップセットの歴史」など1990年台半ばからの変遷が紹介されており、これが私自身が PC の技術的背景 (の上っ面) を知っている時代と見事に接続していて極めてわかりやすい。

コンスタントにパソコンを買ったり作ったりしているわけではないので、買った時・作った時の CPU については知っていてもそれが技術の流れの中にはない。だから Intel Core Duo で PC を組んだ後あっというまに Core 2 Duo に移行していくの「妙に世代交代が速い」とぐらいにしか思わなかった。この交代劇の裏になにがあったのか。一言で言えば大人の事情なのだが、その事情に絡む技術的な背景の解説がおもしろい。また、S3 とか SiS とかPC版「あの人は今」も傑作である。

今、2010年の1月あたりまで読み進めた。しばらく楽しめそうだ。


作成: 2014-05-16 01:47:52.0更新: 2014-05-16 16:02:48.0
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