春先神戸で日本バレー

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1981年3月、神戸ポートアイランドの落成を記念し、ポートアイランド博覧会が開かれた。神戸ポートピアである。それに先立つ2月、矢野顕子はカネボウ化粧品のキャンペーンソングにも採用された「春咲小紅」を発表する。「春咲小紅」をのサビは「ほーら△はるさき△こうべに△みーに△みーに△みにきてね」というものあった。かろうじて「春先神戸に見に来てね」とは聞こえにくい歌唱ではあるものの、じっくりまったり聞くとそのように聞こえなくもない。そうなると、「本来、ポートピアのキャンペーンソングとして作成されていた楽曲が、コンペティションを落選するなど何らかの事情でカネボウのキャンペーンソングに転化・転用されたのではないか。」という疑念が生じるのはやむをえまい。公式には否定するものの、さまざまな符牒が一致しすぎる。

時は流れて 2014年、NHK 総合放送を聞いていると「フレー、フレー、日本バレー」という歌が聞こえてくる。一瞬、そうか、NHK が世界バレー (バレーボール世界選手権) を放送するのか、これでジャニーズのタレントとの変な慣れ合いなしの中継を見ることができる、喜ばしいことだ、などと思ったりしたのだが、いうまでもなくこんな季節に世界バレーをやるわけはなく、NHK のサッカー・ワールドカップ放送のテーマソングなんだそうだ。そうわかっても、「春咲小紅」同様、実は世界バレーの応援曲として作られたのだが、コンペティションを落選するなど何らかの事情でサッカーワールカップの宣揚歌に転化・転用され、 NHK に採用されたとのではないか。という疑念を生ずるにはちょっと符牒が足りないですね。


作成: 2014-06-19 16:51:47.0更新: 2014-06-22 18:12:35.0
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