シン・ゴジラ音楽集

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残りの二枚の CD は、いずれもゴジラ映画のサウンドトラック盤である。先日、「ゴジラ・キングオブモンスターズ」を観てきたのだが、その音楽が印象に残ったので、ぜひ手に入れようと考えたもの。どうやら日本版を作成する気がないらしく、輸入盤を手に入れることにした。デジタル版にしたのは、ライナーノーツが欲しかったからだ。しかしモノが輸入盤なだけに、どんなライナーノーツなのか、定かでない。「これじゃデジタルデータをダウンロードしたのと変わらない」と呆然とする心の準備はできている。ちなみに、先月の購入予約時点で Amazon の販売価格が異常に高くて驚いた。並行輸入盤扱いなのだろうか。HMV の「公式」輸入版の2倍ぐらいの値段だった。こちらは入荷待ちで来週あたり手に入るだろう。

以下、映画「シン・ゴジラ」の内容、とくに結末への言及があります。

「ゴジラ・キングオブモンスターズ」のサントラを購入する際に、「シン・ゴジラ」の音楽についても情報が入ってきた。映画については、初見ではドラマ部分が冗長すぎるように感じたのだが、テレビ放送で再見するとちゃんとバランスが取れている。最期も無理がありすぎるように思う。口から訳のわからんもの流し込まれて、いくら疲労困憊な状態でも、あそこまで抵抗しない生き物がいるだろうか。しかし、そこらへんがとりあえず納得できる作りになっているところはすごい。

様々なわだかまりと納得の中で、どうしても納得できなかったのが音楽だ。ゴジラ映画の音楽といえば、聖・伊福部昭だからそこはちゃんとしているのだが、あろうことかモノラルの音源をそのまま使ってしまった点はどうしても合点が行かない。画竜点睛を欠くとはこのことだ。あの場面は、現代の録音技術を駆使した再演で奥行と迫力を出して欲しかった。そんなわけで、かねがね「熱線で東京壊滅」シーンの音楽など、心惹かれる音楽もあるものの、サントラ盤まで食指は動かなかったのである。

ところが、どうやらきちんと原曲をベースにしてステレオ化した音楽は製作されており、映画公開と同時に発売された音楽集にはそのステレオ化した楽曲が含まれているとのこと。欠けた点睛がどのようなものだったかを聴きたく、なおかつライナーノーツも非常に興味深いものであることが解った。そんなわけで、シン・ゴジラ音楽集を購入したのである。

ところで、「熱線で東京壊滅」シーンの音楽「Who will know」はなにかクラシック曲を用いたものと思っていたのだが、音楽の鷺巣詩郎氏のオリジナルで、失礼な思い違いであった。


作成: 2019-07-01 09:43:08更新: 2019-07-01 09:43:08
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