「燃えよ剣」

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連休の後半でわけあって実家に帰省した。父の書棚からなにげなく一冊取り出した本が司馬遼太郎の「燃えよ剣」であった。

どこで勘違いしたのか、沖田総司を主人公とする物語と思いこんでいたのだが、土方歳三であったとは。しかもこれまで読んだ歴史小説の中で、登場人物を、史実の事件を、一見さらりと、しかし読者には感情移入させつつ読ませる書き手がいたとは。

新田次郎の「武田信玄」はなにか淡泊過ぎた記憶がある。吉川英治の「太平記」は大家老いたり、の印象を得た。おなじく「新平家物語」はたしか源義仲のあたりで止まったきりである。もしかしたら単に吉川英治の語り口との相性が悪いのかもしれない。どうやら司馬遼太郎の語り口とは相性がよいようだ。

したがって、しばらく司馬作品を封印する。ハマルのが恐い。


作成: 2006-05-07 08:57:44.0更新: 2006-05-07 08:57:44.0
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