ローマ帝国衰亡史 第7巻

<< 戻る   トップ >>

東ローマ帝国とシャルルマーニュ大帝

ひさしぶりの読書三昧。中断したり再開したりと忙しかった第7巻をやっと読みおえた。ご覧のとおり、擦り切れたカバーが読書期間の長さを物語る。たぶんこの文庫本は京都と東京への遠征経験をもっているはず。ローマ帝国衰亡史 第7巻

第45章
失陥した西帝国の顛末。ランゴバルト族によるイタリア征服他。
第46章
ローマ帝国対ペルシャ帝国、最後の決戦! 例によって決着つかぬも(ごめん、したがって決戦じゃなかった)、ペルシャ帝国は回教徒によって滅亡。
第47章
お笑いキリスト教異端伝説。やっぱり、市井の女の腹から埋まれた神様って設定に無理がありすぎるわけで。この解説自体、キリスト教徒にとっては激怒ものなんだろうけど。この「異端」と「正統派」の抗争がローマ帝国史に多大な影響を与えてる、ってのが涙を誘う。
第48章
東ローマ帝国皇帝列伝 (641-1204)。劣伝か? 当時の史料の限界もあって、作者のギボンはこのあたりに興味がもてなかったらしく、ひたすら淡々と代々の皇帝の話が書かれている。解説によると昔から「最もつまらない章」とされていたんだって。読めば忍耐力を涵養できると思います。
第49章
フランク王国から神聖ローマ帝国のはじまりまで。このあたりを詳しくやってほしかったんだけど、神聖ローマ帝国って実はローマ帝国じゃないし。それを言ったらユリアヌス以降の東ローマ帝国もローマ帝国じゃない、と言えるかどうか微妙だが。テーマから外れるからしかたないのかな。

第8巻ではムハンマド登場。ギボンの18世紀イギリス的宗教偏見が楽しめそう。


作成: 2006-09-04 19:32:13.0更新: 2006-09-04 22:23:12.0
http://museo-anonimo.jp/nanban/?id=280,http://museo-anonimo.jp/nanban/tr/280