ニューミュージック

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職場では NHK FM を聴いている。午のニュースの後は「ひるの歌謡曲」が流れる。たいていはこの番組が始まるとラジオを切って BGM なしか CD を聴くことが多い。たまに演歌を聴くこともあるのだが、よほど興が乗ったときか、そもそも音楽が聞こえないほどなにかに集中したときのことである。

ところが、今週はそうもいかないようだ。昨日は八神 純子、今日は庄野 真代である。いわゆる「ニューミュージック」の「シンガーソングライター」たちである。

「ニューミュージック」は 1970年代後半から 1980年代前半に存在した音楽の一ジャンルで、今日では「日本のポップス」と呼ばれている。それにしても、「ニューミュージック」である。ほかにもっとましなネーミングはなかったのか、と思ってしまうが、当時は妙にこの名前がマッチしているように思えたようだ。

「ニューミュージック」を歌っていた人たちは、まだ「アーティスト」とは呼ばれていなかった。もちろん、歌手でもなかった。彼らは「シンガーソングライター」と呼ばれていたのである。「ニューミュージック」が「日本のポップス」に変わっていく過程で、彼らの呼び名も「アーティスト」へと変わっていった。ニューミュージックの全盛期は貸しレコードの発展期でもあった。決して CD、コンパクトディスクではない。レコードである。しかも当時はバリバリの著作権踏み倒し営業であった。

「貸しレコード屋」で借りたレコードで、ずいぶんたくさんの「ニューミュージック」を聴いていたものだ、としみじみと思う。残念ながら、最近の「日本のポップス」に食指が動かない。歳だろうか。CDも安くなったことだし、往年の「ニューミュージック」のアルバムをぽつりぽつりと集めて聴いてみるのも悪くはないな、と思った。明日は久保田 早紀だそうだ。


作成: 2003-09-17 13:35:35.0更新: 2003-09-17 13:35:35.0
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