メカモづくりは陰陽和合

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「火加減湯加減秘密の大事、焼き刃渡しは陰陽和合」とは、確か中学校の音楽の教科書に出ていた長唄「小鍛冶」の一説である (われながらどうでもよいことをよく覚えているものだ)。たしか刀鍛冶さんのお仕事を狐が手伝って名刀ができる、という話だったような気がする。

いや、別に狐が現れてメカモを作るのを手伝ってくれたわけではないけれど、30年ぶりぐらいでメカモという組み立て玩具を作って悦に入ってる、というお話。

作成したのは「メカモ クラブ (蟹)」。学研の「大人の科学」シリーズで復刻されたものである。

0. パーツ
 
このようなパッケージに入っていました。組み立ての各段階ごとにパーツが仕分けされている。類似パーツも多いので、むやみに開封しないで組み立て説明書を読みながら部品を取り出したほうがよいだろう。
1. 本体中心部の組み立て
本体にモーターケースと電池ケースを取り付ける。パソコンの組み立てでビスはよく使うのだが、最近はナットと組み合わせることはまれだ。ナットを取り落としたりして、けっこう難しい。よく小学生のころ作ったな。
2. 脚の基礎部分を取り付ける
脚を動かすためのアーム・クランクを取り付ける。このあたりから、説明図をよくみて部品の相対配置確認しないと、あってはならないところにアームがきたり、必要な場所にクランク接合部がなかったりしてえらいことになる。
3. 脚 (上部) を取り付ける
脚とリンクを取り付ける。とくに中央脚 (部品 C3/C4) から伸びているアームは、説明書では単に「このアームを本体の内側に入れる」としか書かれていないが、中央脚同士を連結するときにこのアームが本体上部に配置される必要がある。こう書いてもよくわからないだろうが、とにかくこの組み立てセクションでは説明書を先読みしておいたほうがよい。
4. クランクを組み立てる
いよいよ、カム、リンク、アームを組み合わせていく。あとは脚先端をとりつける単調作業なので、ここがメカモクラブ組み立ての最大の山場である。そこまでの組み立て説明書の解釈に誤りがなかったかがここで明らかとなる (幸いちゃんとできていた)。3. の段階から、組み合わせ用のビス・ナット・ワッシャー・ブッシュを除く、新たなパーツを組みつけてはいないのだが、写真からは別のメカに見える。
5. 完成
脚先端をとりつけ、リモコン受光部をつけて完成。昔は有線コントローラーかスイッチしかなかったような気がしたが...

それにしても、これが「大人の科学」であるところがなんとも物悲しい。いや、いい大人が夢中になることが物悲しいのではなく、子どものためのおもちゃであっていいはずだ。今の子どもはこのようなものに興味を示さないのだろうか。あるいは、組み立てられるのだろうか。


作成: 2005-02-05 15:03:24.0更新: 2005-02-05 15:03:24.0
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