2003年11月10日

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総選挙が終わった。そういえば、あの人はどうしているのだろう。

「あの人」とは、茨城7区の衆議院議員だった中村喜四郎元建設大臣である。いわゆるゼネコン汚職事件で逮捕・起訴され、それでもしぶとく衆議院に当選し続けた政治家である。この選挙ではとうなったのだろうか。

すっかり忘れていたのだが、喜四郎氏は最高裁まで無罪を争ったものの、有罪が確定し、塀の中におわすのであった。有罪の確定が今年の01月16日、刑期は1年と6ヶ月なので公民権はなく、立候補などとてもできないのであった。

田中 角栄を例に引くまでもなく、地元に強く支持されている代議士は多少のオイタをしても大目に見てもらえて出馬・当選できる。喜四郎君の地盤もかなり強固で、訴訟中でも、自民党を離党しても当選を繰り返していた。まさに不死身である。

さすがに有罪確定、収監となると手も足も出ず、今年4月の自らの失職に伴う補選では自民党の永岡洋治氏が当選した。ただし、この永岡氏、喜四郎氏の子飼いのワンポイント・リリーフなどというわけではなく、離党中から当選を争っていたライバルなのである。

喜四郎氏は政界引退などは考えておらず、刑期を終えた後復活を目論むことになるらしい。できれば、永岡氏が当選 1回のうちにさっさとリターンマッチを行いたかったところだろう。しかし、永岡氏は今回10万票に迫る得票で圧勝した。喜四郎氏の地盤は蚕食されつつあるようだ。しかも、次の総選挙はいつになるのか。

刑期を終えて出てきても、次の選挙のころにはとんだ政界版「浦島太郎」となっている可能性がある。収監前に後援会関係者に「刑期が終わったらまた一軒一軒まわります」と語っていたそうだが、逆転はありうるのだろうか。

次回の選挙が楽しみだ(あの人のことをまだ覚えていれば。もしかすると塀の中にいるうちにもう一度あったりして)。


作成: 2003-11-10 18:40:12.0更新: 2003-11-10 18:40:12.0
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