酔っ払いの日記である。どのくらいの酔っ払いかというと、現時点でどのくらい飲んだかよくわからない程度の酔っ払いである。
妻はケーブルテレビで放映中のアニメ「銀河英雄伝説」を観ている。
「銀河英雄伝説」は私にとって不思議な作品である。「宇宙戦艦ヤマト」に (現役で) 夢中になった世代に属するのだが、その後の数奇な人生の中で知らないうちに小説やアニメが発表されていたようだ。妻の世代にとってはかなり重要な作品らしい。
私の評価としては作品に銘うたれいるとおり、スペースオペラである。おそらく「未来」の「宇宙」という時代・舞台設定でなくても魅力のある作品なのだろう。『戦略の天才』と『戦術の天才」の戦い、それ自体はテーマとして面白い。できれば『兵站の天才』や『政略の天才』の四巴の戦いになるとわけがわからなくなって面白かもしれない。
それにしても音楽にブルックナーやマーラーを使っているのには驚いた。妻は後期ロマン派を好んでいないはずなのだが。『銀河英雄伝説』を突破口にして後期ロマン派の世界に妻を引きずりこんでみるのも一興か。