2004年03月09日 «Tue»

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マズい食べ物も好きだ。うっかり「マズい食べ物が好きだ」と書いてしまってあわてて訂正した。もちろん食べ物はおいしいほうがいいに決まっている。子供のころは好き嫌いがはげしかった。しかし所詮動物、成長期にはちゃんと食が太くなって好き嫌いなんかしなくなる。この時期に嫌っていた食べ物もがまんして何回か食べてればおいしさというものが判ってくる、ということを学習した。したがって、一回食べてマズくても「もしかしたらおいしさを理解できていないのかもしれない」「きっとおいしいはずだ。」と信じて何回か食べるようにしている。

学生時代、とある定食屋に入って「モツ煮定食」を頼んだ。その店はいちおう定食屋の看板を出していたのだが、夜も更けると定食屋というよりは飲み屋になる店のようだった。おかみさんが一人で仕切っている店で、そのときは酔客の相手をしており、あまり対応もよくなかった。そこで「味付けのしていないモツ煮」というとんでもないものを出されてしまった。味付けの濃厚な北関東ではなかなかお目にかかれないものである。たぶん日本全国でもめったにないだろう。しかたがないので醤油や七味唐辛子で味をつけて食したが、やはりモツ煮は味が染みていてこそ、である。すなわちマズいものだったわけだ。

普通の人ならこれでその店には二度と行かないことであろう。あまりのマズさに「味付け忘れ」「仕込み損ね」の可能性が高かったこともあって、リターンマッチを試みた。もしかするとおかみも改心しているかもしれないし、他の客のクレームで改善されている可能性もある。

ときすでに遅し。その店はつぶれていた。本気でああいう料理を出し続けていたのだろうか。今となっては謎である。

なんども挑戦しては、やはりマズいと思うのがザウワークラウトである。こうなると腐れ縁、宿敵のようなものだ。あと鮒寿司とくさやの干物とベジマイトは食したことがないのだが宿敵となる予感がする。


作成: 2004-03-09 21:07:27.0更新: 2004-03-09 21:07:27.0
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