最近、昔の「世界の傑作機」シリーズを読み返している。「世界の傑作機」は文林堂の一機種=一冊の航空機モノグラフである。正確には軍用機モノグラフといったほうがよい。
念のため確認してみたが、民間機といえばロッキード・コンステレーションがあるだけで、この飛行機も軍用型が多数ある飛行機だから、やはり軍用機モノグラフといってよいだろう (残念ながらこの No.58 はもっていない。欲しくなってきた)。
このシリーズのすばらしいところは、面白いのに安眠誘導作用をもつところである。どうしたものか、興奮と沈静の二相性のある読み物なのである。思うに、どの号も構成は同じで、カラー写真集 = モノクロ写真集 = 開発経緯 = 技術解説 = 運用の歴史となっている。また、一機種の写真と解説などが延々と掲載されているので実は途中で飽きる。飽きるのだがどうしても強引に読み続けてしまうので眠気を催す、ということのようである。
今宵も MiG-23/27 を読みつつ眠るとしよう。
ところで、なんとかまる2ヶ月更新なし、という事態を避けることができた。めでたしめでたし。