いまさらワープロを選ぶ

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本当に、「いまさら」というべきか、「何をいまさら」というべきか、ワープロの選定で悩んでいる。

ワープロ専用機 (まだご存命なのだろうか) ではなく、パソコンワープロの問題なのだが、今使っている Linux 用の OpenOffice に甚だしく不満があるのである。Linux のディストリビューションの一つである Fedora 7 では、エディタやブラウザに表示される文字がたいそう美しい、美しいというのが過言ならばたいそう好みである。いま書いているこのブログ記事だって、そのブラウザを使って書いているので、sans-serif のフォントが愛おしくてたまらない。

ところが、OpenOffice ではそうはいかないのだ。技術的には、エディタやブラウザで使用している GTK なるレンダリングエンジンを OpenOffice では使っていない、という問題だと推測しているのだが、ブログ入力画面の(GTKの) sans-serif になれてしまうと、OpenOffice の sans-serif のそこはかとなくビットマップフォントな (実際どうだか知らないが) 画面がイヤになってしまうのだ。

もちろん、某現在のところ PC OS 最大シェアメーカー (ウィリアムIII世が馘になって斜めから陽が射すようになったので Microsoft をこのように表現することにする) の Word は論外なので、その他になにかよいモノがないか、ということなのだ。もちろん、一太郎など有料ワープロは論外である。

そもそも、文書作成は 一太郎 → Latex → テキストエディタ、という「装飾を廃棄し、骨格を求める」という方向に進んできたのだが、寄る年波のせいか、「テキストエディタの抽象性」に耐えられなくなってきた、というのも大きな問題だ。以前だったら、テキストエディタですべてを書きすすめて、「ここは大見出しだ」とか、「ここは節のタイトルだ」と考えながらすべてを書き進められたのだ。それらに文章構造や装飾を与えるのは後からやればよい作業、と割り切っていたのはずだったのに。やはり、書いている最中に見出しは見出し、の外見をがあったほうが書きやすくなったのだ。

というわけで、ちょっと Linux 系ワープロを求めて旅に出てみた。GNOME 系の abiWord はたいそうよい具合だったのだが、日本語入力が不便。昔のワープロのように入力候補文字が別のところに表示される。これさえなければすんなりとこれに決まったのに。

よく考えてみれば今や Web 2.0 だよね、と思って Online ワープロも試してみた。定番の Google Word や ZOHO Writer を使ってみた。この中では、ZOHO の完成度が高いようだ。

さらに、ふと思い立って向かし懐かしい Latex 系も考慮に入れていた。しかし、決して美しい整形出力が欲しいわけではなく、好みにあった操作画面と WYSIWIG を求めているわけなので、いわば Latex 関連コマンドを凝縮した TexMaker ではダメで (これはこれで Tex文書作成にはよい道具だろう)、Lyx はちょっと動作が重いかなという感覚と、快適に使うまでの諸設定やらテンプレート応用やらでハードルが高そう、と思えたのでやめた。印刷出力を本気で考えるなら Tex だ、とは分かってはいるのだが。

そういうわけで、しばし ZOHO Writer を使ってみることにする。


作成: 2007-10-23 21:26:48.0更新: 2007-10-24 11:01:02.0
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