そのお湯はどこへ行った

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今日、行きつけのスーパーでレジで会計を済ませてせっせと買い物をレジ袋に詰め替えていると、レジ方面から硬貨が転がってきた。支払いをしようとした老人が落としたらしい。とっさに踏んづけて確保したつもりだったのだが、足を上げてみると見当たらない。確かに踏んだ感触はあったのだが。

消滅の原因としては、次の5つの可能性が考えられる。

  1. 確かに踏んだのだがその挙句弾き飛ばした。
  2. 踏んだつもりだったが蹴り飛ばしていた。
  3. 踏んだり蹴ったりする以前に、空振りした。
  4. 対消滅した。
  5. すべては夢だった。

このうち、もっとも可能性の高い対消滅の可能性について考えてみたい。老人の「あ!1円玉が転がって行った」という証言から、おそらく、スーパーの店内に反陽子、反中性子、陽電子から構成された反アルミニウム製 1円玉が存在していて対消滅反応が起きたと思われる。したがって、2g の質量がエネルギーに転換されたはずである。

アインシュタインの相対性原理によれば、E=mc2であるから、2×10-3[kg]×(3×108[m/s])2 = 1.8×1014ジュールのエネルギーに転換したはずで、そういえば質量=エネルギー転換の公式を XHTML で書くの初めてだ、デビューおめでとう、パチパチパチ。1.8×1014ジュールのエネルギーと言えば、0.238 かけて 4.30×1013カロリー。突然ですが名古屋ドームの容積は 1.25×106m3だから、cm3になおすと1.25×1012cm3なので、ナゴヤドームいっぱいに満たした水を34.4℃加熱する熱量を放出したことになる。したがって、ナゴヤドーム 1杯分の井戸水を風呂にするにはぬるいけれど、水仕事にはちょうどいい湯加減にできる熱量だ。ところで、今私は酔っ払っているのですが、計算は合っていますか? ナゴヤドーム 1杯分の温湯があれば、原油価格高騰の折、どれほど多くの家庭を幸せにできるだろう。

消えた1円玉はかくも見事にエネルギー問題を解決したわけだ。おじいちゃんも、「1円玉だから気にしなくてよい」と言ってくれたし。それに気をとられて買ったコロッケを置き忘れそうになったら見知らぬ親切な女性から「お忘れではないですか」と指摘していただけたし。ところで、ナゴヤドームを満たしたお湯はどこへ行ったのか。

ところで、本ブログのカウンタがめでたく 1000 カウントに達した。記念すべき 1000 人目のユーザとなった私自身に、記念の缶発泡酒 280 pND を贈呈する。それはそうと、999 と 1001はどなたがお踏みになったのでせう。


作成: 2007-11-29 21:07:16.0更新: 2007-11-29 21:07:16.0
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