バスタード25巻

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今年の9月と予想していた、萩原一至「バスタード」の25巻が意外にも4月に発売された。おおむね2年に一冊のペースになってきたのだろうか。それにしても、この25巻、はっきりいっておもしろくない。そりゃ、物語には緩急が必要で、「緩」のところではやや倦怠するものだが、25巻は展開としては「急」であるにもかかわらず倦怠しているのだ。絵は緻密で美しい。堕天した天使といろいろワケアリでもしかすると救世主かもしれない魔法使いの決戦だから力が入るのもわかる。しかし、あまりにも引き伸ばしすぎていないか? この物語、結局主人公は悪魔王サタンと神と、もしかするとさらにメタな神と戦うことになる展開が予想される。熾天使なんて「雑魚」との戦いがこんなに緩慢でよいのか?

「箱舟」編が完結していなかったり、近未来編が断片だったりしてもそれなりに展開が楽しみだった。次のエピソード、26巻あたりで急展開がない場合、「メシの種がなくなると困るので完結を引き延ばしているだけ」と見なし、見放そうかな、と思い始めている。


作成: 2008-05-13 17:28:52.0更新: 2008-05-14 11:07:27.0
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