世界の駄っ作機 1を読んで(1)

<< 戻る   トップ >>

伏せっているとヒマなので、読む睡眠薬こと、岡部ださくの「世界の駄っ作機」を読み返していた。世界の駄っ作機はその後2、3、と続編が出ているが、これは第1作なので「1」とはなっていない。

つれづれに各「駄っ作」飛行機の駄作度を私なりに評価してみたい。この本の後書きにも書かれているのだが、じつはこの本に収録されている飛行機のすべてが駄っ作というわけではない。「マイナーなイギリス機をとりあげる口実」であったりするので、実はそれほど駄作でないものまでふくまれているのである。

  1. GAL38/AS39 (英)

    駄っ作機の要件として、1) 使う側(軍だったり航空会社だったり)の構想がそもそも無理。2) 設計および製作の製造会社がへぼ。 3) 使い方がすかたん。のいずれか、またはこのいくつかに該当するものというのがあるのだが、これは構想がヘンな例である。そのヘンな構想を忠実に実現してしまったがために駄っ作になったという好例であろう。

    正当な駄っ作機である。

  2. XP-62 (米)

    製造がへぼの例。正当な駄っ作機。

  3. ウェルキン (英)

    製造がへぼ... だが、XP-62 にくらべればマシだろう。困ったことに駄っ作なのにかっこいいし。

    ちょっと言いいがかりもはいっているかもしれない。ここらへんでイギリス機を紹介したいという衣の下の鎧がちらちらする。

  4. オーヴァーストランド(英)

    構想がへぼ (時代後れ)... ということになっているのだが、それほど深刻な問題にはならなかった。この飛行機で戦争してたら悲惨だったろうけど。飛行機そのものは傑作とはいかなくとも、凡庸機だろう。実はイギリス機をとりあげたいだけ、という本当の目的が早くも露に。

  5. ホットスパー (英)

    構想には大いに問題があった。この点は、後に競争作の項で取り上げられる。基本的にメーカーにやる気がなっかたというのが問題だが、間に合えば間違った構想に忠実な飛行機になっただろう。

    構想に問題アリの正統派駄っ作機としておこうか。

つづきはいずれまた。


作成: 2005-12-12 21:09:06.0更新: 2006-07-30 11:18:43.0
http://museo-anonimo.jp/nanban/?id=68,http://museo-anonimo.jp/nanban/tr/68