コンピュータウィルスと Microsoft

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今日は、二万円サーバへの Windows 2000 のインストールがなんとか完了したので (生粋の Windows2000 から "Service Pack" なる傲慢な名称を持つパッチをすべて適用するまでどれほど再起動を繰り返したことか)、このサーバの本来の使命である機関向けウィルス対策サービスソフトの試験的インストールを行った。

その過程でつくづく思ったのが、なぜ Microsoft はウィルス対策ソフトを作らないのか、ということだ。クリンジリーによれば、先代の皇帝である IBM が「パソコン」を作ったのはパソコン購入のために人々が払うお金を自分の懐に入れるためだ。Microsoft も同じ行動原理を持っているはずなので、ウィルス対策のために人々が Norton や TrendMicro のために支払うお金を自分の懐に入れたいはずだ。しかも、ウィルスが狙う弱点をなによりも熟知しているのは他ならぬ Microsoft なのだ。

確かに、Windows の欠陥 (セキュリティホール) を衝くウィルスならば、その欠陥を作り出した Microsoft がウィルス対策を有料で行うことは許されるものではない。しかし、ユーザの隙、あるいはマヌケを衝くタイプのソフトの防御なら有料のビジネスとして Microsoft が懐に金を入れてもいいはずだ。Winny なんてモノを使うという知れきったマヌケからは好きなだけマヌケの代償として金をとりゃあいいのだ。まあ結局これらの欠陥とマヌケに明確な線を引かずに漠然と「セキュリティソフト」という概念を作り上げた側が Microsoft より一枚上手だったということか。

結局黄昏の Microsoft はこれ以上 OS を作ることはせず、XP の改良とついうっかり作ってしまって死ぬほど後悔しているであろう Vista の尻拭いをして、これらのメンテナンス対価を糧として細々と生きていけばよいのだ。ええっと、私は Microsoft 製品を使うつもりはないので Defender を XP まで拡張して有料にしても文句は言わない。


作成: 2008-07-15 21:59:33.0更新: 2008-07-15 21:59:33.0
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