9年目の「バカ三代」

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板谷バカ三代

ゲッツ板谷著「板谷バカ三代」はたしか富山駅ビル内の書店で買って、そのまま特急サンダーバードに乗って読み始めたところ、「いかに笑わないように読みつづけるか」で大変苦労した記憶がある。その後何回となく読み返したが、今読んでも十分笑える。小説家・ゲッツ板谷が自分の家で起こる騒動を描いた怪作である。

その「板谷バカ三代」は2000年8月までの日々が描かれていた。続きをぜひ読みたいと思っていたところ、2005年から続編がスタートした。「やっぱし板谷バカ三代」は2008年6月までの記事をまとめたものである。前作から再開までの5年の月日というのはこの「三代」にとっては重かった。前作でも祖父が亡くなれているのだが、比較的淡々と書かれていたのに対し、「やっぱし」では叔父・祖母 (彼女がバカ初代である)・母・愛犬が亡くなり、作者自身も脳出血で意識不明となって入院しており、さしもの作者とてこれほどの火宅を淡々とは描くことができなかったようだ。しかしながら父(バカ二代目)と弟(バカ三代目)の暴走ぶりは健在であり、例の「伊藤家」との顛末も語られる。

10年後にはどうなっているのか。できればさらなる続編を期待したい。


作成: 2009-03-15 22:43:53.0更新: 2009-03-16 11:37:47.0
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