老兵は死なず ー生きた化石になるー (下)

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発掘された CASIO QV-10A から写真の回収を試みた。なにしろQV-10A、メモリカードを抜いてパソコンのカードドライブで読み取る、というわけにはいかない。専用ケーブルでシリアルポートに接続するのだが、普段の行いからしてケーブルが見つからずに苦労することが予想される。幸い、専用ケーブルの規格はDP-300と共通なのでこの点では問題が発生しなかった。問題だったのは接続用の専用ソフトである。

QV-10A には QV-Link という専用ソフトがあって、当然それは購入していた。しかし、なんといっても14年前の買い物であり、QV-10A が現役を退いてからでも10年の歳月が流れている。いくらなんでも見つからないだろう。そこで、なにしろ昔のソフトだから、CASIO も例えば機能を極めて限定した上で無償配布ぐらいしているだろうと思ったのだが、残念ながら「最終アップデート」はあったもののオリジナルソフトとの差分でしかないらしい。まあそういえば20世紀末の CASIO はソフトの配布について独特の慎重さをもっていたのだから仕方がない。それではフリーソフトでなんとかできるモノはないか、と調べる前にふと思い出したことがある。

富山市県道43号線 小杉地下道
おそらく開通後しばらくしてからの富山市県道43号線・小杉地下道

DP-300用のソフト、QV-Craft にはデジカメ操作の機能もあったのではなかったか。確かにラベルにプリントする画像をCASIO のシリアル接続デジカメから読み込む機能があり、同時にその画像を保存することも可能であった。本来写真管理を行うモノではないため、複数の写真を連続して読み込めないなど、操作性には問題があったが、なんとか読み込むことができた。

20世紀の筑波山頂
20世紀末の筑波山頂を歩く謎の集団。
とくに画像に加工をしていないのに人物が特定しにくくなっているところがすごい。

ところで、その後なくなったはずの QV-Link は出てくるわ、QV-10よりは新しいデジカメの写真回収で落とし穴にはまるわと、このデジカメまわりの話はちょっとだけ続くのであった。


作成: 2010-02-16 22:56:09.0更新: 2010-02-16 22:56:09.0
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