商売の化石(やわらかい)

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CASIO LK-10DV
LK-10DV。DV が DOS/V を指すらしい。ちなみに同時期の LK-10NC は NEC PC-98 シリーズ用。Apple Macintosh はなぜか LK-10MC とかではなく LK-2。

さて、あいも変わらずデジカメをめぐる化石についてである。CASIO のシリアルポート接続デジカメ読み込みソフト (CASIO では『パソコンリンクソフト』と呼称している) がフロッピィディスク 2枚で供給されている謎である。実は、一枚は QV-10A と同時に購入したパソコン接続キット LK-10DV に添付されたディスクで、もう一枚がそのアップデートバージョン、LS-1W のディスクである。

まず、アップデートがウェブからのダウンロードではなく、フロッピィディスクの供給という形で行われているところに驚いてほしい。フロッピィディスクという実体である以上、CASIO 側からそれを送る手続きが存在したのだ。さらに驚くべきことに、ユーザ側からの申し込み手続きも郵送または電話というアナログな手段であったのだ (電話で依頼したおぼろげな記憶がある)。まあ、確かにウェブフォームの情報送信が必ずしも安全ではなかった時代だったから、アナログ手続きもしかたがないだろう。おそらく、ウェブ上でのクレジットカード決済もネットマネーもまだ一般的ではなかったころだと思うので、送料をアナログに振り込むのも他に手段がなかったはずだ。これまたおぼろげな記憶によれば、ソフトのアップデートその物は無料だが、送料が発生したのだ。

しかし、このころすでに差分をダウンロードさせるとか、差分ではないがインストールの際に LK-10DV のディスクをライセンスとして必須とするとか、他の手段もあったのだ。フロッピィディスクを送付する、という手段に当時から違和感を感じたことはハッキリと覚えている。


作成: 2010-02-19 21:57:56.0更新: 2010-02-20 07:53:19.0
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