ツいているやつ、いないヤツ

<< 戻る   トップ >>

asahi.com に連載のエッセイに、「医者の養生・不養生」がある。筆者の真田歩は「医療崩壊の波が押し寄せる市中病院で勤務中」の女医だ。内科が専門なのだが、小児科のヘルプに入ったときに起きた「いまどきの子供・親御さん」事件や、外科医が執刀中に胆石の発作を起こした「医者が病気になったら…?O先生の場合」など、医師の異常な日常を活写していて面白い。その「医者の養生・不養生」で進行中の話題が「運がいいとか、悪いとか」である。タクシー内で乗客が人事不省となった。運転手は近くの総合病院へ直行... 当直は皮膚科の医師! というのが先週までのあらすじだ。

「運がいいとか、悪いとか」というタイトルを見て、「ああ太田裕美の歌のサビか」と早合点をした。そして曲名やら歌詞全体やら知りたくなって調べたのだが、その結果わかったのは、「運がいいとか、悪いとか」はグレープの「無縁坂」のサビだったのだ。「運がいいとか、悪いとか/人は時々口にするけど...」とつづく。それでは、早合点をした太田裕美の歌は何だったというと、「しあわせ未満」で、まちがった歌詞は「ツいているやつ、いないヤツ/男はいつも二通り」である。

太田裕美の「しあわせ未満」は切ない歌ではあるものの、それなりに甘さと希望も残っている。それは歌詞だけではなく太田裕美の持ち味なのだ。一方、グレープの「無縁坂」となると、そこはそれ「精霊流し」のグレープですから、陰々滅々たる暗さなのである。そうなると問題はタクシーの乗客の運命だ。運良く倒れてすぐに病院に到着した (運がいい) ものの、当直医は皮膚科。「運が悪い」と断言するのはあまりにも失礼すぎて憚られるが、いいのか悪いのかと二者択一を迫られれば、悪いとしか言えないだろう。太田裕美なら助かるかもしれないが、グレープでは助からないという状況だ。運がよかったのか悪かったのか、ツいていたのかいないのか、刮目して続きを待ちたい。

そういえば、museo のバックアップについて、「現時点で museo のバックアップは CD-R 1枚で3回分保存できる」と記述したが、勘違いだった。バクアップの tar-ball を zip すると、わずか 55MBytes。CD-R一枚で 14回分はいけるだろう。それから、cron によるバックアップはとれていた。この点については「ツいているやつ」だったようだ。"ハニカミヤサーン"(笑)。


作成: 2010-12-04 23:35:43.0更新: 2010-12-04 23:35:43.0
http://museo-anonimo.jp/nanban/?id=948,http://museo-anonimo.jp/nanban/tr/948