F1 オーストラリア・グランプリ

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リアウィングのフラップが「ぱかっ」と開く仕掛けだったんですね、F1 の空力的可変部品。「ぱかっ」に夢中になって、「ぱかっ」によって追い抜きができたかどうか、という肝心なところが印象に残っていないな、と思ったらどうやら「ぱかっ」はそんなに役に立たなかったらしい。あ、「ぱかっ」は正式には DRS: Drag Reduction System 抵抗軽減システムというそうです。

頭文字略称では、KERS: Kinetic Energy Recovery System 運動エネルギー回生システムも一年ぶりの復活だったそうだ。中継画面では、コンソールの速度・回転数に DRS と KERS の使用の可否などまでが映し出されて観戦する方もなかなか忙しい。もちろんそれを操作するドライバーの比ではないのだが、ある意味今年の F1 の新メカを堪能できるともいえよう。

それにしても、F1 の娯楽用テレメトリの充実はすごい。1980年代後半のテレビカメラを積んでいる車が数台のみからすべての車にカメラ搭載してピットとドライバの音声交信その他の情報まで送っているのだから、ここまで来たのかと思う。音声交信も以前は非公式に傍受して放送、すなわち一連の行為として盗聴であったはずだが、今は公式に拾っているようだ。そもそも、昔の F1 テレメトリや音声通信は無許可で大出力の電波を使っていたという伝説もあるから、盗聴に当たるかどうかは疑問だ。とにかくレースの週末のサーキット近辺は電波的に大変ダーティな状況だったらしい。日本グランプリで郵政章(当時)の電波管理局が本気で摘発したらえらいことになっていたんじゃないだろうか。今では「合法」的に運用しているんだろうけど。

F1 を支える無線通信がどんな技術を使っているのか、調べてみるのもおもしろそうだ。


作成: 2011-03-29 14:45:35.0更新: 2011-03-29 14:45:35.0
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