Olympus SP-500UZ、奇跡の生還

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2011年4月25日をもって引退した YW-45P
レンズ塔内の開口がずれたため、左上/右下隅が暗くなった。
受難の OLYMPUS SP-500UZ
OLYMPUS SP-500UZ 最前面レンズのとれた状態
OLYMPUS SP-500UZ 問題のレンズ
衝撃によって外れやすくなったレンズ
レンズを外すために用いた工具
レンズオープナーの代わりにこんな工具を使おうとした。ノギスと内パス。

2006年の初夏の候から Olympus SP-500UZ を愛用している。ふつうに愛用していればとくに問題はないのだろうが、愛用者にみーくんが加わったことで不具合が発生した。昨年のことだったと思うが、みーくんが情け容赦もなく SP-500UZ をばんばか床に叩きつけていたところ、レンズ筒最前面のレンズが外れてふっとんだ。あわてて回収し、もとにもどしたのだが、これが今回の不調の伏線となる。

異常に気がついたのは4月末の職場の行事を撮影していたときのことだ。写真の左上と右下の隅に暗いゾーンができるようになった。なにごとかと思ってレンズを覗き込むと、最前面のレンズのつぎにあるプラスチックの矩形開口が斜めになっていた。これを正しい位置に戻さねば、画像隅の闇を払うことはできない。

そこで最前面のレンズをはずすことを試みた。ところが、このとき、最前面レンズが外れたときの経緯をすっかり忘れていたのだ。そして、レンズを外すにはレンズをとめているリングねじを外す必要があると思い込んでしまった。最初はドライバーを二本使って偶力で持ってリングを回転しようとしたがうまくいかない。やはりここは専用工具「レンズオープナー」をつかわなきゃ、と思ってカメラ専門店を訪ねたが「幸い」見つからなかった。富山に東急ハンズでもあればきっと買ってしまっていただろう。ならばノギスとか内径測定具とかでもなんとかならんか、とゴリゴリやっていたところ、ゴリゴリの手が滑ってカメラに衝撃をあたえ、結果としてリングねじは外れなかったがレンズは外れた。

もとはといえば、幼児が床にカメラをばんばか叩きつけているうちに外れたレンズである。衝撃を加えると外れるのだ。開口が回転してずれてしまったのも、カメラを持ち歩いているうちに衝撃が加わったからだろう。偶力を加えたりレンズオープナーを探したりノギスを買ってきたりして二週間ほどを無駄にしたが、ここでやっとこの問題は可決を見たのであった。次回際前面レンズを外さなくてはならないことになれば、強力な吸盤を用いることにする (確実にレンズを傷つけるので、良い子は真似てはいけない)。

かくして我らが SP-500UZ は、暗闇ではオーブが写るようになってしまったが (ブロワブラシがなかったのでレンズクリーナーで適当に磨いただけで復元した)、とりあえず日常使用できるレベルに回復したのであった。

この間、デジカメを新調することも考慮しなかったわけではない。かねがね SP-500UZ のメーカーである Olympus の pen シリーズに興味があった。E-PL1s のズームキットは 59,800円ぐらいだ。また、同じ SP-500UZ のかなり世代の離れた弟というべき SP-610UZ に至っては、27,000 円ぐらいで手に入りそうだ (6月3日発売予定)。さすがにディジタルデバイスを5年使うと次に目移りもしてしまうが、まだ最新機種との間に「決定的な」性能差があるわけではない。さすがに手ブレ補正は欲しいと思うが、それのないワイルドさも魅力といえば魅力だ(負け惜しみとも言うが)。ペンのパンケーキレンズ装備機と併用するのもおもしろそうだが、先立つものもないことであるし、おそるべき野蛮な修理から生還したSP-500UZ にはまだまだがんばってもらわねば。


作成: 2011-05-29 08:50:14.0更新: 2011-05-29 20:14:41.0
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