速習ECMAスクリプト2019

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Kindle のみの書籍には ISBN がないようだ。したがって OpenBD で書影は得られない。

「山田祥寛『速習ECMAスクリプト2019』 WINGSプロジェクト(2019)」を読んだ。JavaScript は2015年に大幅な仕様追加があり、この本はその追加分について解説してくれている。リファレンスとして使えるわけではないが、私にとって必要な情報が簡潔に記述されていて、とてもありがたかった。

ECMAスクリプトは、1999年に Version 3 が発表された後、標準化のごたごたに巻き込まれてversion 4 が欠番となり、2009年の version 5 までアップデートが止まる。いや、この間に XMLHttpRequest の追加とか DOM の洗練とかいろいろあったのではなかったか。たしかに、XMLHttpRequest は 1999年に出現し、2005年ぐらいまでに事実上の標準となった「組み込みオブジェクト」である。標準化は ECMA ではなく W3C が行っている。同様に、DOMも W3C や WHATWG が使用を策定している。したがって、この Version 3 の時期は、言語仕様は動かず、組み込みオブジェクトが発達するという状況だったわけだ。現行の鴨乃嘴南蛮は、このころに作られている。

2015年から「モダン」になったのだが、そのころ鴨乃嘴南蛮は、それに気づくこともなく、データベースを MySQL から Derby に変更することに腐心して、Facelet によるトップページを作って簡単すぎて拍子抜けした、とかほざいていたころだ。結局、MySQL に替わる MariaDB が出現して Derby への移植は反古となったし、Facelet じゃなくて JAX-RS を使うことになった。

これは笑い話だが、著者の山田祥寛氏について、「戦うMS-DOS」のころから活躍しているんだけど、息長いよな、と思ったら「戦うMS-DOS」は山田祥平だった。こちらも「できるOutlook 2019」とか書いていて、息が長いんだけど、エンドユーザ向けの仕事が主戦場でしたね。


作成: 2020-06-20 16:03:45更新: 2020-06-20 20:59:35
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