オレンジ☆ロードは通らなかった

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「きまぐれオレンジ☆ロード」という作品とは縁が薄かった。連載中、行きつけのつけ麺屋でたまたま週刊少年ジャンプを読んで、「えっ、超能力モノだったの⁉」と驚いた記憶がある。おそらく、超能力とは無縁のスタンダードなラブコメだと認識していたのであろう。それにしても、この縁の薄さが不思議だ。

「きまぐれオレンジ☆ロード」が週刊少年ジャンプに連載されていたのは、1984年春から1987年末までだ。1984年といえば、卒業研究を始めたり、大学院入試対策勉強をしたりしていた年だ。行きつけの食堂や中華料理屋でジャンプを熟読する習慣を身に着けた時期にも当たる。「ウイングマン」や「北斗の拳」が掲載され、同じ年に「ドラゴンボール」「バオー来訪者」も始まる。読む機会はいくらでもあったはずなのだ。

今でも、主人公の少女のイラストを見かけると「あ、『オレンジ☆ロード』の娘」とは思う。しかし、その名前は思い出せない。いや、思い出せないのではなく知らない。それでも、縁の薄かったものにさえ、「きまぐれオレンジ☆ロード」の記憶を残しているのだから、時代を画した作品だったのだ。

合掌


作成: 2020-10-13 15:32:34更新: 2020-10-13 15:32:34
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