黒出目金に救いを求めて

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9月から10月にかけてのことだが、プログラムをする意欲がどうしても湧かず、それならばガンプラぐらいは作れるだろうと、すこしでも手を動かすことをしてみようとしたのだ。ところが、道具を出してキットを眺めても、なぜかこころ踊らない。日記を書く意欲もなく、ちょっとした抑鬱状態だったのかとも思う。

そうなるとせめて外出ぐらいはしようか、ということで、COVID-19 にまつわる様々な規制も緩んだところで、金沢の21世紀美術館に「アートアクアリウム ~金沢・金魚の密~」を見に行った。最初のうちは確かに美しくもあり個性的な素材を生かした芸術だな、思って見ていたのだが、最後の方でひたすら大規模な展示に移っていくと、「これは芸術なのか。興行なのか」という疑問が生じた。他の芸術家が同じ素材をあつかったらどうなるのか、そもそも美術品の巡回展示と興行の境界線はどこにあるのか、など考えさせられることになった。

その折、ペーパークラフトの黒出目金を購入したので、作ってみた。簡単なもので、心踊ったか観測する間もなく完成してしまったのだが、完成できたということは少しは抑鬱状態から脱したということだろうか。


作成: 2021-10-10 16:40:37更新: 2021-10-10 16:40:37
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